Githubにissueを書きだしてからやることがハッキリした
通勤時間で何もできない時間があるから、購入したり図書館で借りた本を読書しています。
最近始めたのは朝書いた内容を振り返りながら足りていない処をissueに書くようにしています。
そもそも「issueってなんだ?」ってところから気になったので、有名な「イシューからはじめよ」という本を読んで「issueとは何か?」をまとめていきます。
日々気になっていたことが明確化できました。
犬の道=ノウハウコレクターになっていないか
価値(バリュー)のある仕事とは何かといった時に
- 質の高さ
- 丁寧さ
- 他に誰にもできない
ということではなく、 「イシュー度」と「解の質」の2つの軸で成り立っていると本では説明されています。
イシューとは何か?
A) 2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
B) 根本に関わる、もしくは白黒がハッキリしていない問題
AとBの両方の条件を満たすものがイシューです。
「イシュー度」とは、「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」
「解の質」とは、「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」
この2つの軸の度合いが高ければ「バリューの高い仕事」となります。
イシュー度を考えずに一心不乱にすべてのことに取り掛かって右上に行こうとすることを「犬の道」と呼んでいるそうです。
- 仕事をバリバリ頑張って精度をあげる
- 努力や根性はいずれ報われる
新しい技術に触れるとノウハウを集めることに夢中になって、「犬の道」になってしまっています。
あれもこれもとならないように、自分にとってのイシューを見出せるようになって、イシューを解決することで右上を目指しましょう!という内容でした。
どんどん成長する人は自分の得意分野を見極めて結果を出していくので、「イシュー度」の見極めが高いのではないでしょうか。
本屋で売られている初心者本は全部を網羅する内容になっていて、本で学習したけど一度も使わないような内容も書かれています。
自分がどの職種に就くのか分かっていない時にはありがたい情報ですが、実際に自分の職種が分かっている人には遠回りになってしまいます。
自分は何がしたいのかを明確にしておくと、必要な知識を学習していくことができます。
よいイシューの3条件
では、「犬の道」、「ノウハウコレクター」にならないために、どうやって「イシュー」を見極めればよいのでしょうか。
「よいイシューの3条件」が紹介されていました。
- 本質的な選択肢である
- 答えが出ると、そこから先の方向性に大きく影響を与える
- 深い仮説がある
- 「常識を覆すような洞察」がある
- 「新しい構造」で世の中を説明している
- 答えを出せる
- 現在の自分の技術・状況で答えを出すことができる
まず立ち止まって、ちゃんとやることをどうやってやるのか考えてから行動に移すことが大事です。
しかし、答えがでることが確信がもてないうちに手を出してしまうと、答えを出すことができません。
「本当に答えを出すべき問題」かどうかは答えを出せる条件が整っているかも大事です。
イシューの材料を集めるための1次情報に触れる
よいイシューをつくるためには、深い仮説が必要です。
この仮説を立てるためには情報を仕入れなくてはなりません。
情報を仕入れるためには「1次情報に触れること」が大事だと説明されています。
一次情報とは、「誰のフィルターも通っていない情報」のことです。
日々、「UnrealEngineの開発者に役立つ情報を届けるためには?」という観点で本や記事を書いています。
「UnrealEngineを触りたい人」に対して書いてしまうと、「犬の道」に入ってしまうので初心者本を書くということはやらないように気を付けています。
自分にとってのイシューとしてはTAとして働くために必要な知識として「C++が必要だろう」という仮説を立てて、C++とBlueprintを学習する本を書いてきました。
実際に本を書いていたおかげでプログラマさんとのエンジンソースについてのやり取りを行うことができています。
C++やBlueprintも膨大な範囲なので、「やみくもに手をつけていては実際の業務に役に立たない」です。
一区切りついたところでどうやったら実践的な知識になっていくのか、イシューを洗い出してから手を付けるようにしています。
TAとしての必要なイシューは自分が必要な知識がそのまま1次情報になるので仕入れやすいです。
アーティストさんとの日々やり取りをしていると、「UnrealEngineが分からない」ということと「どこから手をつけていいか分からない」という声を最近聞くようになりました。
これも1次情報として大切に扱って、答えの出せるイシューとして書き起こせないかと雑談ついでに情報収集をするようになりました。
この本では、「情報収集の集めすぎない・知り過ぎない」ことの重要性も語っています。
適度な情報量でイシューを解決するアウトプットを出していくように心がけたいです。